年俸制の怖さ

ある会社は、年功序列による月給制を見直して、実力のある人に見合った金額を支給する「年俸制」へと変更しました。若手の職員は、その年俸制選ばれたと同時に、月給制のころに比べて少しでも給与が上がったので、大変喜んでいました。ところが、それから毎日のように残業が始まりました、その年俸制の給料分はきちんと働かなくてはならないと、周りからも言われ、自分自身も発破を掛けながら頑張っていました。それが、何か月も続いて、本当に疲れ果てたとき、残業代について疑問に感じました。そういえば、これだけ頑張ったんだから、残業代はどれくらいついているのかな?と。でも、人事に問い合わせてみたところ、年俸制だから、残業も含めた上での給料です。年俸には残業代とボーナスも合わせているのですから、残業代を別に支払うとは労働契約に記載されてなかったでしょ。とアッサリ否定されてしまったのでした。こういった話を聞くのは、意外と都会の企業が多いように感じられますが、近年では地方の中小企業でも、利用されている方法です。年俸制とは、確かにその年内においての給与とボーナスを含めた金額が、その人の能力や実力に合わせて支払われるというシステムです。つまり年功序列だからと、仕事も大してしていない人に、高額な給与を支払うことがもったいないというとで、若手の実力ある人の労働力や意欲の向上を目的として、会社に貢献できるであろうことから、始まったものです。

年俸制の勘違い

ですから、年俸制を設定している会社だと、自分の実力を認めてくれると喜んでいてはいけません。確かに、そういった会社は実力を認めてはくれるのですが、残業代については取り扱いが異なってくるからです。基本的には、毎日同じ時間だけの残業であれば、年俸制の給料の範囲内だと認められるケースが多いのですが、必要以上に残業の時間がまちまちで年俸の金額よりも大きく上回るような残業の仕方が、あからさまであるならば、残業代を支払ってもらうことができます。年俸制型サービス残業とは、毎日の決まった時間までであることをオーバーした場合の残業のことです。これは労働基準法に則って、きちんと雇用主に請求するべきことでもあります。まずは、今一度、労働契約書を見直して、検討してみましょう。講師の先生も仕事とはいえ、遅い時間までされるのは残業と同じですから、どうしても教室の維持管理に伴う経費が、この時間帯の受講生に負担されてくることになります。同じ高い費用を支払うのならば、無理のない程度で、例えば、土日などの祝日の午前中とか、夕方などはいかがでしょうか?教室によっては年中無休での対応をされているところもあります。とはいえ、都会の方は、このようなことが一番の悩みの素でしょうが、田舎では、英会話教室というモノ自体が少ないですから、他の方法を考えます。それは、ITを使って、テレビ電話で、海外の方と直接英会話の講義をお願いすることです。日本語ができる海外の方から、テレビ電話で自分の好きな時間帯で、マンツーマンの講義を受けられるのですから、この方法もアリだと思います。それに、このテレビ電話方式は、時差を考えて、相手との会話が、自分の都合のいい時間とバランスよくできるのであれば、経費も受講料も、かなり安価で受けることができます。